細菌には種類も多く、ひとつの方法だけで完全な除菌が実現することはありません。ナノバブル水もバイオフィルムを剥離除去しますが、殺菌能はほとんどありません。
一方、化学薬品は高濃度にすると、患者さんの人体やハンドピースなど金属部品に影響を及ぼす恐れが懸念されるため、安全性を優先して低濃度とせざるを得ず、バイオフィルム除去効果は下がります。
また化学薬品の組み合わは化学反応する可能性があり、注意を要しますが、Dr. Nano Miniの生成するナノバブル水の原料は「水と空気」ですので、化学薬品とのバッティングはありません。
あらためて化学薬品とナノバブル水の機能を整理すると次のようになります。
- ・生体に安全なレベルの化学薬品は、遊離浮遊細菌の殺菌効果はあるものの、いったん形成されたバイオフィルムを除去するのは困難
- ・ナノバブル水はバイオフィルムの除去効果はあるが、殺菌能はほとんどないため、水道水中の塩素による殺菌効果を期待
- ・しかし、バイオフィルム汚染されているユニットでは、ハンドピースに近いほど、残留塩素濃度は低くなる傾向がある
そこで、既にバイオフィルム汚染されているユニットに対しては、Dr. Nano Miniは、過酸化水素水や電解水による化学的除菌システムとの併用による相乗効果が期待できると考えています。
もちろん、新しいユニットについては、一番の厄介な問題となるバイオフィルム形成の予防を目的として、 Dr. Nano Miniの導入をお勧めします。